特許、論文のテキストマイニングにより次世代技術を発見(記事紹介)[new]
-
米国防総省 情報高等究計画活動(
IARPA)が推進するForesight and Understanding from Scientific Exposition Program(
FUSE)に関する記事がネイチャー誌5月号に掲載されている。
FUSEは、世界中の学術論文や特許から科学技術の動向を自動的に発見することを目指すプログラムである。主要な先端技術を見つけ出すため、論文や特許全体をマイニングし、200万もの過去データの分析を行うことにより、テキスト中の新しいコラボレーションや表現等数百もの指標を特定した。
数百万もの英語と中国語の科学文献をマイニングすることにより、トムソン・ロイター社が長年行ってきた影響力のある論文や研究者を特定する分析手法をさらに発展させる。2011年から4年を予定している当該プログラムは最終段階を迎え、今から3~5年後の成功を見つけ出す段階に入った。
ニュースソース
Open Policy Network設立-SPARC等が参加[new]
-
公的助成研究成果をオープンライセンスで提供することを求めるポリシーの策定などを支援する目的で“Open Policy Network(OPN)”が設立された。OPNは組織・個人による連合体で
メンバーにはSPARCやCreative Commonsなどが参加している。
ニュースソース
中国科学院、オープンアクセス方針を発表[new]
Scientific Dataの日本語ページ、natureasia.comで公開[new]
「米国オープンデータ行動計画書」を公開[new]
-
米国政府は5月9日、「米国オープンデータ行動計画書(
pdf 21ページ)」を公開した。この計画書は、オバマ政権が2013年5月発行した指令「MAKING OPEN AND MACHINE READABLE THE NEW DEFAULT FOR GOVERNMENT INFORMATION」およびG8が2013年6月に発表した「オープンデータ憲章(
小欄記事)」に沿って、強化策や新しいデータの公開など、2014-15年に計画しているプロジェクトの概要を説明するもの。
計画されているプロジェクトには、以下が含まれる。
ニュースソース
NLM、関連MeSHの特定が容易になる“MeSH on Demand”ツールを提供開始[new]
英国:助成研究データの可視化コンテスト受賞作品が決定[new]
-
英国研究会議(
RCUK)が助成した研究データを可視化するコンテスト“Visualising Research”の受賞作品が決定した。バイオテクノロジー・生物科学研究会議(Biotechnology and Biological Sciences Research Council、
BBSRC)、英国芸術・人文リサーチカウンシル(Arts and Humanities Research Council,
AHRC)、 および英国図書館が主催した当該コンテストは、RCUKが2013年12月に導入した公的助成研究情報ポータルサイト
Gateway to researchのデータを活用し、可視化技術を競うコンテストである。
-
ニュースソース
NLMとWellcome Trustが過去150年分の生物医学雑誌を無料でオンライン公開することに合意[new]
-
National Library of Medicine (
NLM) と
Wellcome Trustは歴史的に重要な生物医学雑誌のバックナンバー(過去150年分)をオンライン上で無償提供するという覚書を交わした。
覚書には次の条件等が含まれている。
デジタル化された雑誌はNational Institutes of Health(
NIH)のPubMed Central (
PMC) と
Europe PMCで公開される予定。
ニュースソース
英国:「データ共有とキュレーションの価値と効果」(調査報告書)[new]
-
英国JISCは、英国の3つの研究データセンターに関する
報告書(PDF:26ページ)“The value and impact of data sharing and curation”(参考訳:データ共有とキュレーションの価値と効果)を公開した。
Economic and Social Data Service (
ESDS)、Archaeology Data Service (
ADS)、British Atmospheric Data Centre (
BADC)におけるデータ収集の方法、分析手法、研究データの共有とキュレーションの価値と効果を評価し、提言を行っている。
ニュースソース
DataCite、DOI付与数3百万を突破[new]
-
DataCiteが付与したDOIは、3月末で3百万を突破した。集計情報の詳細は
こちら。
ニュースソース
ジャパンリンクセンター、DataCiteの会員に
DataCite、RDA組織会員に
研究データ共有指針を作れ(記事紹介)
-
-
「やっと頂に達したと思いきや、本当の山頂はもっと上にあり、ガックリくる。登山者なら誰しも経験することだ。科学者も同様。研究論文をめでたく共有するも、頂上がある。データ公開だ。」
このような書き出しのこの社説は、データ共有を妨げる要因として公開データが無断利用される恐れがあることなどを挙げ、「研究界はデータ共有倫理を議論し、元データ提供者も論文の共著者として招くなどの etiquette(決まりごと、作法)を決めよ」と呼びかける。
英国政府、オープンデータ支援に150万ポンド投入
Google、Google Genomicsを公開
DataCite、「戦略2013-2016」を発表
NIH、高齢者78,000名超の遺伝子データを研究者に提供
PLOS、データ共有方針改訂へ
米国:CHORUS支援、100組織に
-
公的助成研究成果のオープンアクセス(OA)化のための官民連携イニシアチブ“Clearinghouse for the Open Research of the United States、CHORUS”への支援を表明する署名が100組織から寄せられ、CHORUSは2013年秋の立ち上げから節目を迎えた。2014年後半には、
統合パブリック・アクセス・システムを本格的に稼働する。
ニュースソース
助成金は研究者経由で交付せよ – 助成機関は申請書の審査にムダな時間を割くな
-
-
これは、「最有望な研究を助成するためにプロポーザルを審査するのが第2次大戦後の最適と見なされてきたが、国立科学財団(NSF)、国立衛生研究所(NIH)、欧州研究会議(ERC)など研究助成機関では審査に多大な時間を割くわりには受給件数は少ない。適任の研究者に包括的補助金を交付し、その一部(例えば半分)を彼らの目に適った研究者に配分させよ。これで助成金は適材適所に交付され、審査のムダを省くことができる」とした、米インディアナ大学・コンピュータ科学者Johan Bollen氏らの大胆な提言“
From funding agencies to scientific agency“を紹介したもの。
研究データの共有と活用のために:研究データ同盟の分科会
-
NDLカレントアウェアネス-E の
標記記事(No.253 2014.02.06)を紹介する。
関連記事
エルゼビア、テキスト・マイニング方針を改訂
NIH所長、バイオメディカル研究の再現性強化のための計画を語る
-
最近の研究不正に見られるように、バイオメディカル研究ではその再現性を確保するための体制の立て直しが必要とされている。記事は、この問題に関する米国国立衛生研究所(NIH)所長Collins氏らのコメントを伝えている。
再現性は根本的に臨床前実験における問題であり、その背景には、研究者の実験計画のトレーニング不足がある。NIHは現在、研究結果の再現性と透明性を高めるためのトレーニング基準を策定中で、2014年後半にNIH研究施設のポスドクを対象として義務化されているトレーニングに組み入れる予定である。
データの透明性を高める施策として、未公開の一時データに研究者がアクセスできるようにするため申請時にData Discovery Index(DDI)を要求し、DDIが高評価の申請には上限3年の賞金制度を2014年9月までに創設。2013年12月に導入されたPubMedCommonsをさらに改善する。
申請プロセスの改善策として、より体系的に評価するためチェックリストを試験的に運用、査読プロセスの匿名化を検討している。
ニュースソース
富士通総合研究所、オープンデータへのリンク自動化技術を開発
科学データを取り扱うための10の簡単なルール
COAR、Linked Open Dataを特集した “Repository Observatory” 第2版を発表
EMBL-EBI、特許化学構造式DB“SureChem”を無償公開 – Digital Science社からの譲渡で(2013年12月17日配信)
-
欧州分子生物学研究所(European Molecular Biology Laboratory:EMBL)の欧州バイオインフォマティクス研究所(European Bioinformatics Institute、EBI)は12月11日、Digital Science社から譲渡を受けたデータベース“SureChem”を無償公開した。
このデータベースは、世界の特許情報からデータマイニングした1,500万件超の化学構造式を収載しており、創薬向オープンデータにおける大きな進歩となった。
ニュースソース
アルゼンチン、公的助成研究成果OA法を制定(2013年12月10日配信)
Creative Commonsに聞く(インタビュー記事紹介)(2013年12月10日配信)
米国:材料科学におけるデータ共有(論評紹介)(2013年12月3日配信)
-
11月27日付けNatureに、材料科学者がいかにして情報を共有すべきかをテーマにした、5名の専門家による論評が掲載されている。
2011年6月オバマ政権の立ち上げた米国マテリアル・ゲノム・イニシャチブ(MGI)は、情報共有の拠点として役割を担う、情報の共有と科学者の協力体制を構築するにはWin-win的方法が必要、科学者の技術的・人的な協力体制に基づくMGIでは不確実性に慣れることも必要、普遍的データフォーマットや集中型データベースは必ずしも必要ないなど、材料科学のデータ共有における課題を考察している。
ニュースソース
Creative Commons、version4.0に改訂(2013年12月3日配信)
CAS REGISTRY、7,500万件目の化学物質を登録(2013年12月3日配信)
API共有に伴う権利問題解決に取り組むAPI Commons(2013年12月3日配信)
-
API管理ソフトウェア開発を行う
3Scaleの設立者Steven WillmottとAPIエヴァンジェリスト(参考訳:布教者)Kin Laneはこのたび、非商業的サービス”
API Commons”を立ち上げた。
API Commonsとは、APIの仕様、インターフェース、データモデルをAPI開発者がCreative Commonsのライセンス条件で共有し、協働的に設計するための仕組み。
ニュースソース
英国の研究者、オープンアクセスのゲノムプロジェクトを立ち上げ(2013年12月3日配信)
-
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London)のStephan Beck氏らは、11月6日、ボランティアのゲノム情報提供者を募り、研究者が集められたゲノムデータを無制限に利用できるようにする“
英国パーソナルゲノムプロジェクト(British Personal Genome Project 、PGP-UK)“の立ち上げを発表した。
ニュースソース
日本のオープンデータ憲章アクションプラン(案)、公開(2013年12月3日配信)
「JSTバイオサイエンスデータベースセンターにおけるデータベース統合への取り組みと医学分野での利活用の紹介」(2013年5月1日配信)
-
記事は、6か月後CiiNiiで
全文閲覧できるようになります。
富士通、世界初でLOD活用基盤を無償公開へ(2013年4月16日配信)
研究データ連盟、第1回本会議のプレゼン資料を公開(2013年4月16日配信)
Protege 4.2 Release(2013年3月19日配信)
Enhanced explanation support
Support for Java code generation
Support for executing SPARQL queries from the userinterface, and much more
-
-
Google、検索の仕組みをインフォグラフィックスで紹介(2013年3月12日配信)
-
Googleは3月1日、グーグル検索の仕組みやスパムへの取り組むなどを紹介するインフォグラフィックス”How Search Works”(
英語版、
日本語版)を公開した。
ニュースソース
米国: バイオ関連DB、NLM助成打ち切りで危急存亡(2012年9月11日配信)